うきはん小麦
「うきはん小麦」とは
旧浮羽郡(浮羽町、吉井町、田主丸町)の農家さんが大切に育てた産地限定(産地限定を赤字にして)の小麦で作った小麦粉です。
福岡県は全国第2位の収穫量があり、その中でも「うきは」は、良質な「土壌」と「水」に恵まれ「スイーツ王国」「九州三大麺どころ」を支えてきました。
うきはん小麦の特徴
うきは市では農業環境のポテンシャルの高さを示した「うきはテロワール」が提唱されています。この地の特徴として、筑後川が氾濫を繰り返すことによって堆積した砂・粘土質の土壌は、豊富な養分を蓄え、また程良い保水力を備えた農地を形成しています。また寒暖差が大きいこと、また特に近年は土壌から改良した成果も出ており、良質な小麦の生産にとって最適の環境となっています。 また、恵まれた成育環境に加え、国内産の安心安全さ、生産農家のみなさまの品種改良等の日々の努力もあり、非常に美味しい小麦を感じていただけます。
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筑後川の度重なる氾濫等の恩恵を受けた土壌のおかげでミネラル分が豊富
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アミノペプチドの含有量が多いためもっちもちの食感
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こだわりの製粉により木目が細かく、過程で石臼を使用するため香りや風味が豊か
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輸入小麦特有のポストハーベスト農薬等の残留農薬の心配が少なく安心安全な小麦粉です
商標登録
「うきはん小麦」は、2024年6月7日付で商標登録いたしました。
商標登録 第6812102号
うきはにおける農業の歴史
うきは市民はみんな知ってる、この地に伝わる江戸初頭の英雄「五庄屋」。
当時は筑後川をはじめ、周辺の川より高いところにあったため十分な水が得られず、荒れた土地は頻繁に飢餓の不安にさらされていました。見かねて立ち上がったのが「5人の庄屋」です。
藩に迷惑をかけないという約束から、失敗すれば「はりつけ」の刑へ。「五人の庄屋を死なせちゃなんねえ」と、老人・女性・子供まで総出で取り掛かった「大石堰・長野水道」の大事業を僅か2ケ月の短期間で終了させ、1664年に完成したと伝えられています。
(アフガニスタンに水を引かれた中村医師も参考にされた堰です)
この人工の川は、田畑だけではなく、その水源を利用した水車や唐臼が造られ、精米、製粉、また製麺、酒造、櫨蝋(はぜろう)や菜種油等の工業も支えました。それらは、久留米と日田を結ぶ豊後街道の宿場町であった吉井町の商業にさらなる発展をもたらしたとされています。
小麦の基礎知識
小麦粉の種類は、グルテン(小麦粉独自のタンパク質)の量で決まり、グルテンの含有率が高い方から、強力粉、中力粉、薄力粉となります。国内産小麦は全体の約15%、その殆どが中力粉です。(強力粉や薄力粉は、ほぼアメリカ産またはカナダ産)食感を出す等の理由で外麦と混ぜることが多いため、純粋国内産小麦は究めて希少で価値が高くなっています。食品表示法によれば、○○産の◯◯は最も重量割合が多いものが記載されることをご存知でしょうか?そう、国内産だけでは、国内のものが一番多く使われていますということしか分からないのです。私たちが産地にこだわる理由は、みなさま方への安心のお約束でもあるのです。
「うきはん小麦」の小麦粉および商品
「うきは産100%の小麦粉」をR4年度新麦から、産地限定商品として販売開始しています。
うきは産100%純国内産小麦粉
【中力粉】 チクゴイズミ(うどん・だご汁など)
【強力粉】 ミナミノカオリ(パン・ピザなど)
【薄力粉】 シロガネコムギ(ケーキ・お菓子など)
業務用小麦粉(10kg)
【中力粉】 チクゴイズミ(うどん・だご汁など)
【強力粉】 ミナミノカオリ(パン・ピザなど)
【薄力粉】 シロガネコムギ(ケーキ・お菓子など)
うきはん小麦のかれいぱん
うきは産小麦で作った竹炭パンに、地元老舗カフェレストランラ・セーヌ様の、うきはのフルーツの旨味を閉じ込めたカレーを詰めました。うきは産小麦で作った最初の商品です。
みのう生パスタ
うきは産小麦!00%(ミナミノカオリ)で作った生パスタです。「ペペロンチーノ味」「トマトクリーム味」があり、生パスタだからできる風味や食感を最大限に引き出した麺に仕上げています。
うきはん小麦の麦ストロー
【現在試作中】小麦で作るため細目ですが、艶があり、また芯がしっかりしているため、複数回ご利用いただけます。煮沸消毒しており、衛生面でも安全です。なお、使用後は、土にお還しください。